最後の握手会
AKB48の小嶋さんを好きになった。
プロデューサーの秋元康さんはAKB48にとって握手会は大事なものと言っている。
この二つだけでも握手会に行く理由になる。
それでも20日の小嶋さんAKB48最後の握手会も私は行かなかった。
私が小嶋さんに触れたのはメグたんのコスチュームでの握手会とどうする?の時だけだ。
どちらも新宿の地下の書店の前だ。
AKB48の握手会というものには参加することなく小嶋さんの握手会は最後を迎えた。
握手会に参加するシステムはきっと難しくはないだろう。
なんとなく行かなくてもいいやと面倒くさい気持ちが先行していた。
それに目の前の小嶋さんに声をかけることになんの意味があるのかが、はっきりしなかった。
小嶋さんに「応援してます」とどうする?の握手会の時に言った後、新宿駅に向かいながらなぜか涙が出た。
小嶋さんに好きな事を伝える意味があるのかわからなかった。
小嶋さんにはいっぱいの好意と応援が溢れてるのに、私なんかのちっぽけな愛を伝える必要があるように思えなかった。
ずっと一方通行でいいと思ってたはずなのに、自分の思いを好きに人に伝えた。
叶うとか報われるとかそんな事じゃなくて、伝えた。
自己中心的に伝えた。
空に大好きと叫ぶみたいに。
そしてなぜか涙が流れた。
小嶋さんを応援する気持ちは家でも楽しめるし、接触せずにコンサートを見ることでも楽しめる。
ツイッターのレポを見ることでも楽しい。
だったらみんながお金を払い時間を費やすのはなぜなのか?
なんで行かなかったんだろう?
勇気、元気、なかった!
後悔してます!
それでも小嶋さんのAKB48最後の握手会が終わったって聞いた時、嬉しかった。
無事に終わったことにほっとした。
お疲れ様でした。